INTERVIEWスタッフインタビュー

放送記者 Tadashi

テレビ事業本部 取材部 2005年入社
法学部卒
テレビ番組・VPのディレクターを経てジョブローテーションで放送記者に。
記者生活9年の間に警察担当、釧路駐在を経験。現在は道政・経済・運輸などを担当。

 

ドキュメンタリーを制作するチャンスも

取材相手から情報を聞き取って放送原稿を書くのと同時に、構成を伝えてカメラマンに映像を撮影してもらいます。映像と文章の両方に携わることができるのがテレビならではでしょうか。

毎日のニュース以外にも8分程度の特集コーナーを担当しますし、そのテーマをもとに1時間のドキュメンタリーを制作するチャンスもあります。やりたい気持ちとテーマがあれば挑戦させてもらえる環境です。

 

チームワークでの達成感がある

新人の頃は数時間後の締め切り(=オンエア時間)に「間に合うのか」と怯えてしまって原稿が進まないこともありましたが、慣れると見当がつくようになって楽しめるようになります。

記者、カメラマン、映像エディター、CG制作スタッフがいて、緊張感を共有し合ってチームワークで達成感を得られる仕事です。

 

現場で見つけられるものがある

現場に行って初めてわかることがたくさんあるんです。事前に資料を頂いたり下調べをした上で取材に伺うことが多いんですが、現場に行ってみると、すごく興味深いキャラクターの人に出会えたり、面白いハプニングが起きたり……予想とはまったく別の更に面白いことが“隠れていて”、それを見つけることができた瞬間が一番楽しいんです。

特に印象深い取材となったのは、大樹町でロケット開発を進める民間企業「インターステラテクノロジズ」です。

2013年から取材に取り組み、4年をかけて1時間番組にまとめることができました。

私自身、文系で科学とは無縁で当初はついていけるか心配でしたが、取材を通じて見えてきたのは特別な理論や知識ではなく、若きエンジニアたちの熱意でした。

30代を中心としたエンジニアたちが一途にロケットを宇宙に到達させようとする姿に魅了されました。

都会育ちの若者たちが大樹町に住み込み、実験の成功や失敗に一喜一憂する。時には開発を巡って仲間同士、意見をぶつけ合う。

青春のひとコマを取材を通じて共有させていただいたような気がしています。記者ならではの貴重な経験です。

 

”的を得た表現”を目指して

ニュース原稿を書く上での目標ですが、取材を通じて自分が感じたことを盛り込みつつ、
客観性を保って両者が両立する”的を得た表現”を常に模索してきたいです。

 

ある一日のスケジュール

  • 9:30 出社~そのまま取材へ

  • 11:00 昼ニュースに出稿

  • 13:00 昼休憩

  • 14:00 夕方ニュースに向けて原稿を書き、映像エディターと編集作業へ

  • 16:00 本番OA

  • 19:00 番組終了~反省会

  • 19:30 翌日取材のために準備や情報収集

  • 20:30 退社

学生へのメッセージ

ニュースの仕事は幅広く「学生時代にこれさえやっておけば大丈夫!」と言い切れません。
逆に言えば、どんな経験もテレビニュースになる可能性を秘めています。

私は中学校時代に部活で剣道をやっていた縁から情報が入り「89歳剣士の7段挑戦」というニュースをやりました。

ホントどこでどう繋がるか何が役に立つかわらない仕事です。
興味や関心のあることはどんどん首を突っ込むといいと思います。